非破壊検査員の仕事について
非破壊検査の仕事を行う人を非破壊検査員と言います。今回は非破壊検査員の仕事はどのようなものなのか、その内容を簡単に紹介したいと思います。
非破壊検査員は、建造物などの内側にあり、壊して調べることができないものの安全性を、放射線や赤外線、超音波などの方法を用いて調べる専門家です。表面の傷は見ただけでわかりますが、内部の損傷は解体しなければわかりません。しかし解体できないような建造物の場合には、解体して内部を見ることは困難であり、非破壊検査を行う必要があります。
非破壊検査員になるためには、非破壊試験技術者の資格が必要です。全部で3つのレベルがあり、受験資格も細かく決められています。また資格を取得した後も5年ごとに更新が必要になります。
非破壊検査員の仕事は、繰り返し行うことの多い検査への忍耐力や根性、微妙な角度によって検査結果が変わってしまうためその繊細な技術力と判断が必要です。簡単に検査できるものではなく、検査費用も高額になるため非常に責任のある仕事だと言えるでしょう。そのため今後も非破壊検査員という職業は活躍すると思われます。