非破壊検査技術者資格について
非破壊検査を行うためには、非破壊検査技術者資格を保有している必要があります。今回は非破壊検査技術者資格について簡単に紹介したいと思います。
非破壊検査技術者資格の内容は大きく分けて以下の6つがあります。
・放射線透過試験
・超音波探傷試験
・時期探傷試験
・浸透探傷試験
・過電流探傷試験
・ひずみゲージ試験
非破壊検査技術者資格には3つのレベルがあり、それぞれレベル1、レベル2、レベル3と呼ばれています。それぞれ資格を取得することで、以下のことが可能となります。
■レベル1
NTD装置の調整、実施、記載された基準に従ってNTD結果の記録分類、報告が可能。
■レベル2
使用するNTD方法に適用するNTD技法の選択や、NTDコード、規格、仕様書、手順書を実際の作業条件に適したNTD指示書に書き換えなどが可能。
■レベル3
現行の規格、コード及び仕様書によって結果を評価し、解釈する力量を持つ。
NTD方法の選択技法の確立及び判定基準が存在しない場合にはその確立を補佐するために、適用する材料、製造、プロセス及び製品技術についての十分な知識を持つ。
全レベルのすべての作業を実施し、監督、指導できる。