非破壊検査とは?
物を壊さず、そのままの状態で内部のキズを調べることを「非破壊検査」といいます。
たとえば、スイカの状態をたたいただけでその音の違いから選別するというもの非破壊検査のひとつだといえます。
近年、さまざまな産業・分野において、非破壊検査の技術は、保守、点検、品質管理の手段として重視されるようになりました。鉄鋼や石油化学プラント、発電所、自動車、建築、電気など担う役割がだんだんと大きくなってきました。
非破壊検査には、じつにさまざまな種類があります。
表面きずを検出するものには、次のようなものがあります。
・過電流探傷検査・・表面や表面直下のきずや膜厚を検出する。材料選別の自動検査でも使用される。
・磁粉探傷検査・・・表面や表目直下のきずを検出する。磁性体だけが適用する。
・浸透探傷検査・・・表面きずのみ検出する。磁性体、非磁性体の区別は関係しない。
・目視検査
また、内部のきずを検出するのには、次のような方法があります。
・超音波検査・・・内部きずの検出や厚さを測定する。比較的簡易で安全な検査として、幅広く使われている。
・X線検査・・・・内部きずの検出や、食品の遺物検査などに使用される。傷の有無だけでなく、その形状も把握できる。
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