非破壊検査で大阪城のナゾも解明?!
非破壊検査は、建物や物を壊すことなく、そのものの内部まで精巧に検査することができるものですが、その非破壊検査の技術を使用して様々なものに対する検査が行われています。
その中でも、大阪城の正面入り口にある大手門の屋根を支えている「南控え」という部分の継ぎ方は、どう作られているのかという部分が「大阪城のナゾ」として、長年専門家や建造物に詳しい人たちの間で話題となっていました。
その大阪城の柱を非破壊検査し、そのナゾが解き明かされたのです。
大阪城にある柱の継ぎ方のナゾは、非破壊検査の種類の中でも放射線を使用した検査によって、60年という時を経て解明されました。
大阪城の正門入口にある大手門は、1628年頃に作られたと言われており、幕末の頃に解体修理が行われ、大正時代には柱の根元の部分の補強のために、地上から約1mのところで柱継ぎが行われたのですが、この柱継ぎの方法について多くの専門家が疑問に思っていたのです。
非破壊検査によって解明されたのは、柱の下の約30度という角度から斜め上に差し込み柱の継ぎ目としていたことと、その継ぎ目は外れてしまったり、ずれてしまわないようにパズルのような凹凸がつけられていたことです。
その当時の大工さんの知恵と工夫を知ることができるのも非破壊検査の凄さということがわかりますね。
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